1人暮らしで人気の間取りは?

公開日:2020/11/01  最終更新日:2020/09/30

1人暮らしの部屋を探すときは、家賃やエリアも重要ですが、どんな間取りを選ぶかということも大切になります。そのため、ここでは、1人暮らしをする人に人気がある、ワンルーム・1K・1DK・1LDKという4つの間取りについて紹介します。

とにかく家賃を抑えたい人に人気があるワンルーム

ワンルームというのは、キッチンと居室の間に仕切りがなく、1つの部屋にすべて収まっている(バス・トイレは別にある)というタイプになります。そのため、玄関を開けるとそのまま生活する部屋が広がっているという見た目になるといえるでしょう。ワンルームのメリットとしては、家賃が安く済むことや、仕切りがないため解放感があることなどが挙げられます。

このタイプの部屋は構造がシンプルで建設コストなどが抑えられるため、家賃も安めに設定されているのです。ただしキッチンとの仕切りがないので、キッチンの臭いが気になる、玄関を開けると部屋が丸見えになってしまうといったデメリットもあります。そのため日常的に自炊をする人にはあまり向いていないのですが、部屋に帰って寝るだけという人や、とにかく家賃を抑えたいという人に人気があるといえます。

家賃を抑えつつ自炊もしたい人に人気の1K

1Kというのは、1つの居室とキッチンスペースがあるというタイプであり、こちらはワンルームと違って、キッチンと居室の間に仕切りが設けられています。玄関を開けると狭いキッチンがあり、仕切りの向こうに普段生活をする居室があるという見た目になります。

もっと簡単にいえば、このキッチンとの仕切りがあれば1Kで、なければワンルームという位置づけになるといえるでしょう。1Kのメリットとしては、キッチンとの仕切りがあるので臭いを防げることや、玄関を開けてもワンルームのように部屋が丸見えにならないことなどが挙げられます。

ですので、日常的に自炊をする人は、ワンルームよりも1Kのほうが向いているということがいえるでしょう。それに1Kは比較的家賃も安く設定されているため、先ほど紹介したようなワンルームのデメリットは避けたいが、家賃も安く抑えたいという人に人気があるといえます。

広々とした部屋が魅力的な1DKと1LDK

1DKは、1つの居室とダイニングキッチン(食堂付きのキッチン)があるというタイプになり、ワンルームや1Kと比べると専有面積がぐっと広くなるのが大きな特徴です。このタイプのメリットとしては、料理や食事をする部屋と普段過ごす部屋を分けられることや、専有面積が広いこと、そして家賃もそこまで高くないことなどが挙げられます。

1DKの家賃に関しては、築年数が古い物件が多いので、1Kに5000円プラスした程度で済むといわれています。そのため、そこまで高くない家賃で広い部屋に住みたいという人に人気があるということがいえるでしょう。

次に1LDKは、1つの居室とリビングダイニングキッチン(食堂付きのキッチンとリビングが一体になった空間)があるというタイプになります。このタイプのメリットは、専有面積は先ほどの1DKよりもさらに広くなることや、築年数が浅い物件が多いので比較的新しい部屋に住めることなどが挙げられます。

1LDKは、家賃が高くなってしまうのが難点ですが、とにかく広くて新しい部屋に住みたいという人や、高級感を求める人に人気があるといえるでしょう。

 

ワンルームは、シンプルな構造で家賃が安いため、あまり部屋にこだわりがなく、とにかく家賃を安く抑えたい人に人気があります。1Kは、家賃も比較的安く居室とキッチンの間に仕切りがあるので、家賃を抑えつつ自炊もしたい人に人気です。

そして1DKは、ワンルームや1Kよりも広くて家賃もそこまで高くない物件を探している人に人気で、1LDKは、とにかく広々していて新しい部屋に住みたいという人や、高級感を求める人に人気があるといえます。

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WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
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