住むならどっちがいい?一戸建てとマンションの違いと選ぶポイント

公開日:2023/11/15  


マイホームを検討している人は、一戸建てとマンションのどちらかで迷うことがあるでしょう。ただ単に好みで決める人もいますが、どちらが自分に適しているのかを把握する必要があります。今回は一戸建てとマンションに焦点を当て、それぞれの違いを把握し選ぶポイントを見ていきましょう。

一戸建てとマンションの違い

それでは一戸建てとマンションの違いを見ていきましょう。

まず一戸建てを考えてみると、自由度が高いということが挙げられます。自由にリフォームができるうえ、階下や隣の住人に気遣うこともありません。

マンションの場合は、一戸建てと比べると比較的価格は安い傾向にあります。そして好立地、機能・設備の充実した物件を選択することが可能です。

また一戸建ての方が購入価格は高いですが、マンションは購入価格を抑えても月々の支出(管理費・駐車場代・修繕積立金など)が定期的に発生します。

このようなことからも、マンションの場合は、ローン返済のほかに月々の支出が加わることになります。

一戸建てとマンションを比較

一戸建てとマンションの違いを紹介しましたが、費用面や住み心地などを比較してみましょう。

費用面について

物件価格を考えると、新築マンションは同じ面積の一戸建てと比べると高い傾向にあります。資産価値はマンションの方が有利ですが、立地条件で変わってきます。マンションは管理費などの固定費が必要ですが、一戸建てには必要ありません。ただし、一戸建ては屋根や外壁のメンテナンスを定期的にしなければなりません。

住み心地について

一戸建ては通風、採光においては有利ですが、マンションは眺望、設備、耐震性、防犯性において有利であると言えます。けれど最近では一戸建ての設備もレベルアップし、耐震性も高くなっています。

騒音に関しては、上下階の音を気にせず暮らせるのは一戸建てであり、マンションは不利になります。

またマンションは断熱性が高いと思われていますが、一戸建ての断熱性も高まっているのは確かです。すべての物件に当てはまるわけではなく、最近の一戸建やマンションは快適性が求められています。

一戸建てとマンションのメリット・デメリット

それでは一戸建てとマンションのメリット・デメリットを考えてみましょう。

先に述べたように一戸建ての大きなメリットは、広い面積が確保できるということです。ただし一戸建ては、売却しにくいところがデメリットであると言えます。

マンションのメリットは利便性の高い暮らしが送れ、売却もしやすいです。デメリットとしては、価格高騰により割高な物件も存在します。そしてマンションに住んでいる人の大きな悩みは、騒音問題です。とくに上下隣室からの騒音は予測しにくく、購入前に把握するのは難しいでしょう。

もちろん価値観の相違によってメリット・デメリットを決めつけることはできませんが、一戸建てはマンションより自由度は高いです。けれどマンションに住んでいる人の中には、庭掃除の手間もなく、防犯性が高いことを重視している人が少なくありません。

また一戸建てを好む人の中には、庭があることにこだわりを持っている人が多いというのも事実です。やはり何事も人の好みというものが関わってくるのでしょう。

一戸建てとマンションを選ぶポイント

住居を選ぶ際には、一戸建てとマンションという2つの主要な選択肢があります。どちらが自分や家族にとって最適なのかを判断するためには、慎重な比較と考慮が必要です。それでは一戸建てとマンションを選ぶ際のポイントを紹介します。

何を基準にするのか

一戸建てとマンションを選ぶ際には、さまざまな観点から比べてみましょう。まず基準にするポイントを挙げてみると、建物のつくり(間取りと広さ、設備の充実度、眺望・採光性・通風性、セキュリティ)、住みやすさ(独立性、防音性、防災性、立地や交通の利便性)などとなります。これらを基準にして自分に適した方を選択するようにしましょう。

一戸建てに向いている人

一戸建てに向いている人の特徴は「ゆったりと子育てをしてペットも飼いたい」「土地も建物も所有したい」「物音を気にせず生活したい」「DIYを楽しみ車も複数台所有したい」などが挙げられます。

マンションに向いている人

マンションに向いている人の特徴は「利便性のよい地域に住みたい」「駅から近いエリアに住みたい」「セキュリティ面を重視したい」「将来を考えてワンフロアに住みたい」「公共機関の利用が多い」などが挙げられます。このように一戸建てかマンションのどちらかを選ぶ際には、さまざまなポイントをおさえて選択するようにしましょう。

まとめ

一戸建てとマンションの違いと選ぶポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?どちらかを選ぶには、家に対する考え方が大きく関わってくるのが分かります。人それぞれ考え方や価値観が違うように、家に対する思いも違います。一戸建てとマンションに向いている人の特徴を見ると、やはり家への執着の仕方がさまざまです。

そしてそれぞれのメリット・デメリットもしっかり把握したうえで決断しなければなりません。コスト面を考えると、管理代などの月々の出費がない一戸建てが有利と言えます。一戸建てでもリフォームや修繕費は掛かってきますが、長いスパンで見るとコスト面は圧倒的に有利でしょう。けれどマンションに魅力を感じている人には問題点ではないのかもしれません。

WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
自身も不動産屋として接客の経験を持ち、本当に求められる安心できる不動産屋情報の発信に努めています。

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