初心者も安心!?賃貸物件を探すときに失敗しないコツとは

公開日:2023/06/15  

選択

賃貸物件を契約した後に悔やまないようにしたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。住みたい地域を決めるときは、最初から地域を絞り過ぎないようにしましょう。また、自分が絶対に譲りたくない条件は妥協しないようにします。そうすることで、住んでみたい賃貸物件と契約できるでしょう。

希望する部屋の条件を決めておく

最初から地域を絞り込まずに広い範囲で検索するようにしましょう。賃貸物件の選択肢が広がります。

賃料と初期費用の予算を決めておく

賃貸物件を借りるときには、月々に支払う賃料や共益費などのほかに、初期費用が発生します。敷金や礼金などで数か月分の賃料に匹敵する費用を負担しなければいけません。

賃貸物件に住みたいけれど初期費用が支払えなくて引っ越しを諦めることにならないように、具体的にどのくらいの費用がかかるのか計算しておきましょう。たとえば、手取り15万円の人の場合、賃料は3万7,000円~5万円が適しています。

初期費用は賃料の4~5か月分といわれているので、15~25万円を支払うことになります。

住みたい地域を決めておく

必ずその場所に住まなくてはいけないという決まりが無ければ、ある程度広い範囲で物件を探してみましょう。たとえば、吉祥寺周辺と考えるだけではなく、荻窪や武蔵境まで範囲を広げることにより選択肢が広がります。

地域によって賃料にも違いがあるので、金銭的な負担を軽減したい場合にも有効です。

駅を利用する人は駅までの距離を考える

通勤や通学などで駅を利用する人は、駅までの距離も考えておきましょう。ほぼ毎日利用するのであれば、賃貸物件から駅までの移動時間が長くなればなるほどストレスになります。一般的に徒歩8分以内であればストレスに感じません。

徒歩9~14分は一般的です。徒歩15分以上はストレスに感じやすいといわれています。

建物の特徴について考える

築年数や駐輪場の有無などもポイントになります。自転車やバイクを使用しないのであれば、駐輪場無しの物件を探すことで賃料を安く抑えられる可能性があります。

部屋の特徴について考える

独立洗面台を選択すると賃料が高くなる傾向があります。部屋の向きは、南向きは1日中日当たりが良好なので賃料が高くなりやすいです。

インターネットで気になる物件を複数見つけておく

自分でポータルサイトを活用して物件をピックアップしましょう。

ポータルサイトで物件を探す

掲載数が多いポータルサイトで気になる物件を見つけましょう。この際、どのポータルサイトを利用するのかよく考えるようにします。掲載数が多いほうが自分の条件に合う物件に出会える可能性があるので、そのようなポータルサイトを利用しましょう。

地域はできる限り広くする

電車で通勤や通学を考えている人は、沿線図から検索しましょう。この際、急行や準急が停車する駅だけではなく、各停に停車する駅にも注目しましょう。急行や準急が停車する駅や乗換駅は、高層マンションが建っているだけではなく、賃料が高く設定されている場合があるからです。

反面、各停に停車する駅には高層マンションが建っていない場合があるので、駅が1つ異なるだけで賃料に差が生じることも珍しくありません。車通勤の人は沿線図ではなく、市区町村から地域を検索しましょう。

気になる条件は妥協しない

賃料や駅までの距離などの条件は、妥協しないようにしましょう。ただし、賃料が6万円で駅から徒歩15分の賃貸物件ではなく、賃料が6万1,000円で駅から徒歩10分の賃貸物件に興味を持ってしまうこともあります。そのような場合は、賃料が支払えるのかどうか十分に検討するようにしてください。

内見する際のチェックポイントを押さえておく

3つのポイントを紹介します。内見である程度のことは分かるようになっています。

騒音は確認しておく

内見は日中行われることがほとんどなので、隣人が留守の場合があります。仮に隣の部屋が空室であれば音の響き具合を確認させてもらいましょう。また、共用部の廊下などに騒音に関する張り紙などが掲載されていると注意したほうが良いでしょう。過去に騒音をめぐるトラブルが発生していた可能性があります。

周辺環境を確認する

スーパー、コンビニ、クリーニング店などは確認しておきましょう。駅前にスーパーがあっても普段駅を利用しない人には不便です。生活しやすい環境であることが重要です。

住民の雰囲気を感じ取る

直接住民を目撃しなくても、ある程度はどのような人が暮らしているのか想像できます。たとえば、郵便受けが溢れている、ゴミが散乱している、廊下に私物を置いている様子などを目撃すると、民度が低い可能性があります。

まとめ

首都圏の物件では、駅からのアクセスが良ければ良いほど賃料が高くなる傾向があります。駅まで徒歩圏内の物件に住みたい人は争奪戦になる可能性があるので、早速ポータルサイトを活用して検索しましょう。

また、車を利用する人は駅からのアクセスにこだわる必要がありません。このように、自分のライフスタイルに合わせて賃貸物件を選択してください。どうしても賃料を抑えたいときは、駅から徒歩では30分くらいですが、駅までバスが走っている地域であれば賃料が抑えられるでしょう。

WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
自身も不動産屋として接客の経験を持ち、本当に求められる安心できる不動産屋情報の発信に努めています。

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