気になるデザイナーズ物件の住み心地は?特徴やメリット・デメリットを解説
デザイナーズ物件はおしゃれだけど、実際住み心地はどうなのかと疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。この記事ではデザイナーズ物件の特徴や実際に住んでみて感じるメリットとデメリットをご紹介します。デザイナーズ物件に住もうか考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
デザイナーズ物件ってどんな物件?
デザイナーズ物件とは、デザイナーや建築家がコンセプトを決めて設計をした物件のことをいいます。通常よく見かける物件は似たような間取りが多いです。一方、デザイナーズ物件は作成者のこだわりが表現されたほかにはない間取りや外観が魅力になります。ただし、デザイナーズ物件といっても確実な定義はありません。中には外観が特徴的であっても、内装や間取りが普通な物件もあります。
どんなデザイナーズ物件があるのか
デザイナーズ物件の定義はありませんが、よく見られる特徴はあります。ここでは、一般的な特徴を3つご紹介します。物件によってはご紹介する特徴を持たない場合もあるためご注意ください。
コンクリート打ちっぱなし
デザイナーズ物件といえば、コンクリート打ちっぱなしの外壁を連想される人も多いのではないでしょうか。物件によっては内壁もコンクリートがそのままでデザインされているものもあります。デザインの自由度が上がるという理由からコンクリート打ちっぱなしはデザイナーズ物件によく取り入れられています。また、遮音性にも優れているため、静かな部屋で落ち着いて生活したいという人におすすめの造りといえるでしょう。
お風呂やトイレがガラス張り
デザイナーズ物件の中には、お風呂やトイレといった通常は隠しておきたい場所をあえてガラス張りにしているものがあります。日本の場合は土地が狭く、お風呂やトイレが小さいため閉塞感を感じる人もいます。そこでガラス張りのデザインを取り入れることで開放感を演出できるようになります。また、光を取り入れやすくなり明るい印象になるというメリットもあります。
家電専用の収納スペース
エアコンや洗濯機など生活感のある電化製品が部屋の雰囲気に合わないため、専用の収納スペースを設けている物件があります。エアコンを例にあげると、最初から天井や壁に埋め込みをしたり、備え付け家具の中に隠したりと工夫がされています。中には、室内に設置をせずに外付けのデザインにしている物件もあります。
デザイナーズ物件のメリット
デザイナーズ物件はどのような点で通常の物件より優れているのでしょうか。実際に住むと得られるメリットをご紹介します。
オシャレな空間に住める
デザイナーズ物件を選ぶ一番のメリットは、デザイン性が高いことです。建築素材や内装にこだわっているため、シンプルな家具であっても簡単に洗練された雰囲気を作れます。インテリアのセンスに自信がない人は、家具を置くだけでおしゃれ感が出せるデザイナーズ物件がおすすめです。
最新設備が整っている
デザイナーズ物件は、おしゃれな内装だけでなく最新設備や安心のセキュリティを導入している場合があります。たとえば、宅配ボックスや電子キーなど最新設備が整っている物件や、カメラ付きインターホンやオートロックでセキュリティ面に力を入れている物件もあります。
入居者の価値観や属性が似ている
デザイナーズ物件を選ぶ人は、住む空間にこだわりを持っている人が多いといえます。また、物件が割高であるため、経済的な余裕のある人が住む傾向にあります。入居者の価値観や社会的な属性が似ていると、隣人トラブルが起きにくく快適に過ごせます。
デザイナーズ物件のデメリット
人気の高いデザイナーズ物件ですが、実際に住むとなると悪い点も出てきます。デザイナーズ物件に住むと感じるデメリットをご紹介します。
家賃が割高
デザイナーズ物件は、デザインという付加価値が発生しているため通常の物件と比べると割高になります。また、賃貸物件の中では人気が高いのに物件数が少ないことも、家賃が高く設定される原因になっています。
実用性に欠ける
デザイナーズ物件は、生活のしやすさよりもデザイン性を重視した造りをしています。物件の中には、収納場所が少ない場合やベランダがなく洗濯物が外に干せない場合もあります。
季節によっては住みづらいことも
デザイナーズ物件でよく取り入れられているコンクリート打ちっぱなしは、気候の影響を受けやすいです。たとえば、夏の暑い日には室内も暑くなりやすく、冬は反対に室内も寒さを感じやすいです。また、大きな窓が設置されている部屋では、熱気や冷気が窓から伝わり、室内の温度に影響します。そのため、季節によっては常に冷暖房を入れないと快適に過ごせないということがあります。
まとめ
この記事では、デザイナーズ物件の特徴やメリット・デメリットをお伝えしました。デザイナーや建築家がこだわったデザイナーズ物件は、住むだけで特別感を味わえる魅力があります。しかし、デザインという付加価値がある物件には、デメリットもあります。住み心地がよいと感じるかは、住む人の好みや物件によって異なります。デザイナーズ物件が気になる人は、必ず内見をして住みやすさを確認するようにしましょう。