ハムスターなどの小動物もアウト?賃貸物件のペット禁止基準について

公開日:2023/01/01  


小鳥やハムスターなどの小動物を飼いたいけど、ペット禁止物件で飼えるのかと疑問をもっている人もいるのではないでしょうか。どのようなペットを飼えるかというのは、物件がペットを禁止にしている理由と関係があります。この記事では、ペット禁止の理由とペット禁止の基準について詳しく解説をします。

ペット禁止の賃貸物件はなぜ多いのか

ペット禁止の賃貸物件が多いのはなぜでしょうか。詳しく理由を解説します。

近隣住民とのトラブルを防ぐため

ペット可の賃貸物件では近隣住民とのトラブルが多くなります。原因は、ペットの鳴き声や足音が騒音につながることや、ペット特有のにおいを悪臭と感じることなどさまざまです。賃貸物件の貸主は、できるだけ住民トラブルを避けたいのが本音です。物件をペット禁止にすることで、前もって住人トラブルを回避していると考えられます。

物件価値が下がるリスクを防ぐため

賃貸物件でペットを飼育すると、原状回復するための修繕費が通常より高額になります。また、修繕をしてもペット特有のにおいや元に戻せない傷が残るリスクもあります。物件価値低下のリスクを未然に防ぐために、ペット禁止にしていると考えられます。

空室リスクを避けるため

ペット可の物件は空室リスクがあります。ペットを飼わない人や動物アレルギーのある人はペット可の物件を避けます。ペット可の物件にすると、住人となる人の母数が減るため空室が長く続く可能性があります。また、前の住人がペットを飼っていて部屋ににおいが強く残っていた場合は、ペットを飼っている人でも入居希望をしないでしょう。賃貸物件にとって空室が長く続くと利益が得られないので、空室リスクを避けるためペット禁止としている物件があります。

小鳥やハムスターなどの小動物は飼育可能?

お伝えしたように賃貸物件がペット禁止としている理由は、鳴き声やにおいが原因となります。これらのトラブルが発生しない動物の場合は、飼育の許可を得られるのでしょうか。

交渉次第で飼えることもある

ペット禁止としている物件の中には、貸主との交渉次第で飼育許可がおりることもあります。しかし、ペットの種類によっては、敷金1か月分追加払いを求められるといった条件を課されます。ペット禁止の賃貸物件であってもどこまでがアウトなのか判断が難しいです。動物の種類別に起こりうるトラブルを検証してみましょう。

ハムスターの場合

ハムスターの場合は鳴き声がなく小さいためトラブルがないように考えられます。しかし、深夜に回し車をする音が原因で騒音トラブルにつながることもあるため、必ずしも問題がないとはいえません。

小鳥の場合

小鳥の場合は、鳴き声やにおいがまったくないとはいいきれません。鳥の鳴き声が気になるという人もいるうえ、小鳥のゲージに入れるオガクズや干草特有のにおいを悪臭と感じる人もいます。

熱帯魚の場合

熱帯魚は騒音やにおいがないため、飼育することに問題がないと考える人もいるでしょう。しかし、熱帯魚の種類や飼育方法によっては、水槽の重量や水漏れがトラブルの原因になる可能性もあります。このように小動物であってもトラブルリスクがゼロというわけではありません。物件や交渉によって飼育が可能になる場合もあるため、内見をする際に聞いてみてください。

ペット禁止の賃貸物件でペットを飼うとどうなる?

お伝えしたように、トラブル回避や物件保護のためペットを禁止としている物件が多いです。ペット禁止物件でペットを飼っていると最終的にどうなるか、いくつかの可能性をご紹介します。

ペットを手放さなければならなくなる

ペット飼育が発覚した後も同じ物件に住み続ける場合は、貸主よりペットを手放すことを要求される可能性があります。ペット禁止の条件で契約をしている物件のため、貸主より要求されれば応じる必要があるでしょう。

費用の支払いが生じる

部屋の損傷やにおいからペット飼育が発覚した場合は、貸主より原状回復の費用として高額を請求される可能性があります。また、ペット飼育によって近隣住民トラブルへ発展した場合は、損害賠償請求をされる可能性もゼロではありません。たとえば、近隣の人が動物アレルギーだった場合、ペット飼育が原因で取り返しのつかない症状が出るリスクもあります。その場合の責任はペット飼育者となるため、治療費等の費用負担が生じるでしょう。

契約違反となり最悪の場合退去

契約時にペット禁止条件で契約をしているため、ペットを飼育することは契約違反となります。契約違反となった場合、違約金を請求される恐れがあります。また、最悪の場合は強制退去を要求されます。

まとめ

この記事ではペット禁止物件が多い理由とペットの禁止基準を中心に解説しました。物件をペット禁止としているのにはきちんとした理由があることが分かります。ペットを内緒で飼育することは大きなリスクが伴います。賃貸物件でペットを飼いたいと考えている場合は、内覧をする際にペット禁止条件を必ず確認するようにしましょう。

WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
自身も不動産屋として接客の経験を持ち、本当に求められる安心できる不動産屋情報の発信に努めています。

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