不動産の支払い方法にはどのような種類がある?

公開日:2019/10/15  

一応の不動産を購入する場合、当然お金がかかります。不動産の価値によって異なるものの、池袋ならばたいていの場合8ケタから9けたぐらいのお金が動くことがほとんどです。

そこで、どのような支払い方法があるかをあらかじめ理解しておくとよいでしょう。今回は支払い方法をいくつか見ていきます。

基本的に銀行振り込みか現金手渡しになる

池袋の不動産を購入する場合、一括でお金を支払うとすれば、お金を支払う方法は基本的に銀行振り込みか現金の手渡しのどちらかになります。安全性を考えるならば、銀行振り込みの一番になるでしょう。

銀行振り込みの場合には、買い主が売り主にお金を振り込んでおしまいではありません。大きなお金が動きますのでトラブルが発生する可能性もあります。この場合、必ず第3者の立会い人が必要になることを理解しておきましょう。

立会い人になる人はおおむね決まっており、不動産業者が立ち合いをすることが多いです。池袋の物件も不動産業者がたいてい取り扱っていますので仲介業者として間に入ってくれます。

このとき、プロの視点からさまざまなアドバイスをくれるため買い主は仲介業者に仲介手数料を支払う必要がありますが、やはりプロがいると安心できると感じられるでしょう。それ以外には、司法書士が間に入ることもあります。司法書士はどのようなときに出てくるかといえば、登記をするときに出てきます。

司法書士が出てくる場面では、仲介業者も同時に出てきますので買い主と仲介業者そして司法書士の3者でおこなうことになります。買い主は仲介業者に任せていることも多くこの場合に買い主は登場しません。

ただ、このように一括で支払う場合もそれほど多くありません。企業間取引きならば手形を含めて十分にあり得ることですが、会社員などが住宅を購入する場合の多くは、住宅ローンを組んでいるはずです。では、住宅ローンの場合どのように考えたらよいでしょうか。

住宅ローンの場合には金融機関の担当者が出る

住宅ローンを組む場合には、現金で一括の支払いをするわけではありませんが、多少の現金が最初に動くことがほとんどです。いわゆる、頭金と呼ばれるものがこれに該当します。

頭金とは、お金を借りるときにその物件価格の何割かを初めに支払っておく仕組みです。例えば3000万円の物件を購入する場合すべてローンで組むと毎月の返済金額がかなり大きくなってしまうでしょう。

そこで、最初の段階で500万円を先に支払っておき、残りの2500万円の支払いをローンにするわけです。当然このとき利息が発生しますが、いずれにしても最初に支払うのは頭金の500万円だけです。この場合は、一括の場合と同じように現金で支払うか振り込みをするかのどちらかです。

たいていの場合、銀行からお金を借りることになるため最初に銀行に頭金を支払った後、銀行側が契約の段階でお金を自分の通常に振り込んでくれます。そして自分の通帳に入ったお金は自分のものになるわけではなくそのまま不動産会社に引き落としされます。

非常に形式的ですが、一瞬だけ自分の通帳にお金が入り気付くと不動産会社にその金額が支払われている仕組みになります。この場合、立会い人は不動産会社と司法書士の可能性があると同時に、金融機関の担当者も立ち会いをすることになります。

売り手と買い主はどちらが強いか

どのような支払い方法するかは、売り手と買い主の意見で決められるわけではありません。たいていの場合、買い主の意見が尊重されることになります。もし買い主が現金で一括してほしいといえば現金を持って行かなければいけません。

もちろん、現金を持ち歩くリスクはありますので、そのような契約をすることはほとんどないでしょう。いずれにしても、売買契約のお金の支払いにおける主導権は買い主側が握っていると認識しておきましょう。売り主はそれに従うだけです。

 

池袋で不動産の購入をする場合、その支払い方法は現金を手渡すか銀行振り込みのどちらかです。

手渡しが理想的ですが、そのリスクを考えると、やはり銀行振り込みになることがほとんどです。企業間取引きの場合は手形を利用することもありますが、個人で取引きする場合と同じように銀行振り込みが多くなるでしょう。

売り手と買い手のうち主導権を握っているのは買い手のほうです。仮に、買い手が現金で受け取りたいといえば現金で手渡さなければいけません。

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WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
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