不動産を契約する前に知りたい!RCやSRCとは

公開日:2022/04/01  最終更新日:2022/04/13


賃貸マンションやアパートなどの物件を探していると、RC構造やSRC構造という言葉を見たことがある人も多いのではないでしょうか。RC構造やSRC構造というのは建物の構造を表しており、それぞれに作り方や性能の違いがあります。そこで、今回はRCSRC構造の違いや、特徴、さらにRCSRCがおすすめの人を紹介します。

RCSRCとは?

RCやSRCという言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。RCSRCというのは建物の構造を示しており、建物がどのような工法で作られているかが分かるようになっています。

■RC造とは?

RC造というのは鉄筋コンクリート造のことで、鉄筋とコンクリートを使って建てられた建物のことをいいます。RC造は、耐震性に優れており、間取りやデザインの自由度が高いのが特徴です。そのため、デザイナーズマンションなどのオシャレな建物に使われることが多いでしょう。

また、鉄筋とコンクリートで作っているため、耐火性にも優れており、万一の火災時も燃え広がりにくいという特性があります。しかし、RC造は一般的な建物よりも建築コストが高くなることから、RC造のマンションやアパートの賃料は高めに設定されていることが多いです。

■SRC造とは?

SRC造というのは、鉄筋鉄骨コンクリート造のことをいいます。SRC造はRC造と同様に鉄筋とコンクリートを使用していますが、さらに鉄骨も使用しているため、建築コストが非常に高いのが特徴です。その分、耐震性能や防音性能、耐火性能にも優れており、とても頑丈な建物といえるでしょう。ただし、SRC造のマンションやアパートの賃料はとても高いため、予算に合わせて選ぶことをおすすめします。

RCSRCはどのような人におすすめ?

RC造やSRC造というのは鉄筋やコンクリートを使って建てられているため、頑丈な造りになっているのが特徴です。しかし、建築コストが高くなってしまうことから、賃料が高いというデメリットがあります。

では、どのような人にRC造やSRC造の建物がおすすめなのでしょうか。

RC造やSRC造は、耐震性を重視したい人やオシャレな建物に住みたいという人におすすめです。RCSRCは、工法の特性上、間取りやデザインの自由度が非常に高いです。

そのため、一般的な木造建築物よりも広い開口を取れたり、高さを確保したりすることができます。そのため、オシャレな空間づくりが可能となります。少し家賃が高いものの、オシャレな家に住みたいという方にはRC造やSRC造のマンションやアパートがおすすめといえるでしょう。

防音性を重視したい人はRCSRC

RC造やSRC造は耐震性が高いだけでなく、防音性にも優れているのが特徴です。木造のように音の振動が起きにくいため、音が響きにくいという特徴があります。そのため、日ごろから音楽を聴く方や、小さな子どもがいる方、さらにペットを飼っている方など、防音性を重視したい方はRC造やSRC造がおすすめといえるでしょう。

ただし、RC造やSRC造の建物であっても、完全に防音できるわけではありません。大音量のカラオケや楽器の演奏などは音が漏れてしまうため、注意が必要です。防音性を重視して物件を選びたい場合は、内見時に壁や柱などを軽く叩いて、音が響くかどうか、振動が響くかどうかを確認してみることをおすすめします。

まとめ

マンションやアパートなどを探しているとき、RCSRCという言葉を見たことがある人も多いのではないでしょうか。RCSRCというのは建物の構造を表しており、鉄筋やコンクリートでできた建物のことをいいます。RCSRC造の建物は防音性に優れているだけでなく、耐震性や耐火性が高いのが特徴です。ただし、建築コストが高いため、賃料が高めに設定されていることも覚えておきましょう。

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WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
自身も不動産屋として接客の経験を持ち、本当に求められる安心できる不動産屋情報の発信に努めています。
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