共益費と管理費って何?違いや相場についても解説!

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/28


引っ越しのため家探しをする際に、比較する目安として家賃だけに目が行きがちですが、共益費や管理費も毎月家賃とともにかかる費用なので非常に重要な項目です。しかし、共益費や管理費とは一体どのような費用のことをいうのでしょうか。そこで今回は、共益費と管理費について具体的にその違いや相場についても解説します。

共益費と管理費の違い

共益費とは、マンションやアパートなどの物件を維持および管理するための費用です。たとえば、管理人の人件費、共用部分の清掃費用や電気代、メンテナンス費用、浄化槽の保守点検などがあります。共用部分とは、物件のエントランスや通路、エレベーター、ゴミ集積場などのことをいいます。

管理費とは、マンションやアパートなどの物件を維持および管理するための費用です。

このように、共益費と管理費はほぼ同じ意味合いで使用され、その違いは明確ではありません。共益費はとくに共用部分などの清掃や管理として、管理費は共益費に加えて、管理人の人件費や共用部分の固定資産税など包括的な費用を指すことが多いですが、あくまで表記の違いと考えるとよいでしょう。また、共益費や管理費は家賃と同様に毎月支払う必要があります。

共益費・管理費の相場は?

それでは一般的には、共益費・管理費の相場金額はいくらぐらいなのでしょうか。共益費・管理費の相場は家賃の510%程度に設定されていることが多いようです。たとえば、家賃8万円であれば共益費・管理費は、4,000円~8,000円が一般的な相場です。ちなみに、共益費・管理費はどちらも非課税となります。また、共益費・管理費が無料という物件もあります。

これは、戸建て住宅など共用部分がない物件や、アパート物件などほとんど共用部分がない物件などがあるためです。マンション物件でも貸主の空室対策のために、共益費・管理費を無料にする場合もあります。共益費・管理費が無料の物件だからといって、管理してもらえないというわけではありません。貸主は共用部分などを使用できる状態にするため、修繕しなければならないという義務も負っています。

こうした物件はその分家賃に上乗せされていて、相場より割高になっている場合があるので注意が必要です。敷金・礼金には共益費・管理費は含まれず家賃のみの金額になります。したがって、初期費用を抑えたい場合には、家賃と共益費・管理費がわかれていて、できる限り家賃が安い物件を選ぶとよいでしょう。

値下げ交渉の可否や払うタイミングとは

賃貸契約を結ぶときには余分な出費は抑えて、できる限り初期費用は抑えたいところでしょう。それでは、共益費と管理費を値下げ交渉することは可能なのでしょうか。結論からいうと、値下げ交渉することは可能です。共益費・管理費の交渉をするのは大家さんということになるため、家賃や共益費・管理費を少し下げてでも空室が続くよりは早く入居してもらいたいと考える場合もあります。

もし、家賃の値下げ交渉がうまくいかなくても、共益費・管理費であれば値引きしてもらえる可能性はあります。ただし、管理を管理会社に委託している場合の物件では、管理費は管理会社に支払われるため交渉は難しくなるでしょう。共益費と管理費を払うタイミングは毎月家賃と一緒に支払うのが一般的ですが、契約によっては半年や一年などまとめて先に支払うということも可能です。

 

共益費や管理費について、その違いや相場、値下げ交渉などを紹介しました。こうした賃貸契約に関する知識を少しでも頭に入れておくと、交渉などの際にも有利に働くことになります。上記のように家賃とは家賃だけでなく、共益費・管理費も含めた金額で毎月支払っていくことになるので、そのトータルの金額で物件を比較して検討するとよいでしょう。ぜひ上記の内容を参考にして、納得のいく物件探しをしてみてください。

WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
自身も不動産屋として接客の経験を持ち、本当に求められる安心できる不動産屋情報の発信に努めています。
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