不動産の内見時にチェックするべきポイントについて解説!

公開日:2022/06/06  

内見

自分の住むところを決めるということは、とても大切な作業です。なるべく内見してから決めるほうがよいでしょう。内見とは、不動産物件を直接見学することを言います。どんな雰囲気でどのような間取りなのか、どれぐらいの広さなのか、実際に見ることができます。今回は、不動産の内見時にチェックするポイントについて解説していきます。

不動産の内見は見に行くべき?

基本的に内見する場合は、不動産会社の人と一緒に見に行きます。内見自体は無料なので、見学してみたい物件の希望を伝えて、見に行くことができます。内見の数はとくに決められていないので、気になる物件が複数ある場合は、担当者に相談して見学させてもらいましょう。ここでは、内見のメリットについて解説します。

住んだときのイメージができる

内見に行くことで、実際に部屋に入ることができるので、生活をしたときのイメージをすることができます。ネットの情報だけだと写真だけで判断しないといけないので、イメージと違う場合なども出てきます。納得して契約するためにも、内見は必須です。

広さの確認ができる

収納などの広さの確認も、内見の時にできます。持っている家具を置くスペースがあるのか、収納したいものがちゃんと収納できるだけの広さがあるのかを直接見て、判断することができます。メジャーなどを持って行って、実際に寸法を計って確認することもできるので、確認したいことは内見の時に確認しましょう。

物件の状態が確認できる

ネットの情報を頼りにしすぎると、実際は壁や天井などが汚れていたり、水回りの汚れが気になったりする場合があります。内見の時に、物件の状態を確認しておくことで、納得できるかできないかの判断をすることができます。また、外の環境や道路の音など、各物件ごと異なる現況を直接、不動産担当の人に聞くこともできるので、内見はとても大切です。

内見の具体的な流れ

内見をする場合は予約が必要なので、不動産会社に気になる物件をいつ頃見たいのか、連絡して予約を取りましょう。当日は回る物件の数と場所にもよりますが、不動産会社の車か、徒歩で物件を見学しに行きます。

一日で回り切れない数の場合は、何日かに分けて見学します。気に入った物件があれば、契約の流れになりますが、気に入った物件が無ければ、また物件探しをイチから行います。

この作業を繰り返して、物件を探していきます。1回で気に入った物件にめぐり合う場合もあれば、なかなか見つからない場合もあるので、根気よく探しましょう。時期によっても、空いている物件や空いてない物件などがあります。不動産会社の担当の人と相談しながら、物件探しを進めていきましょう。

内見を行う際に持っていくべきもの

実際に内見に行くときに、何を準備したらよいのかわからない人が多いです。ここでは、内見の際に困らない持ち物について確認していきます。内見はただ物件を見に行くだけではなく、確認することがたくさんあります。実際に住む物件だと思って、見に行くようにしましょう。あとから「ここもチェックしておけばよかった…」と後悔しないようにしましょう。

携帯電話

内見の時には、写真を撮って後から確認する場合があります。そのため、携帯電話は必需品です。写真をすぐ撮ったり、メモしたりできるようにしておきましょう。

図面

図面は、不動産会社の担当者が用意してくれることが多いですが、事前に資料をもらえる場合もありますので、しっかりと準備していきましょう。気になったことはメモできるように、携帯電話かメモ帳にメモしましょう。

メジャー

寸法を計るときのメジャーは必須です。家から持っていく物があるのであれば、あらかじめ寸法を計っておいて、内見の時に実際に置けるかどうか、確認するとよいでしょう。収納の大きさなどを測って、帰ってから収納量を判断することもできるので、メジャーは持っていくようにしましょう。約5メートルぐらいのメジャーがあると安心です。

スリッパ

不動産会社のほうで準備してくれることもありますが、使いまわしなので、気になる人は自分のスリッパを持っていきましょう。空き家の物件は、掃除が行き届いていない場合や、汚してはいけない場合があるので、スリッパがあると安心です。

動きやすい服装

一日に何件も回る場合は、動き回る可能性があるので、動きやすい服装で行きましょう。階段やロフトがある場合もあるので、疲れにくい格好のほうがよいでしょう。

脱ぎ履きしやすい靴

物件に入るときは、靴を脱いだり履いたりすることが多いので、履きなれた脱ぎ履きしやすい靴で行くようにしましょう。

不動産の内見時にチェックするべきポイント

内見の時には、あらかじめ気になることはすべて聞くようにしましょう。今の生活が基準になってしまっていると、実際引っ越ししてイメージと違ったり、不満が出てきてしまう可能性があります。せっかくの物件選びで失敗しないために、ここでは、内見の時に最低限チェックしておくポイントについて解説します。

日当たり

日当たりは必ずチェックしましょう。洗濯物を乾かすことを基準に考えます。日中の部屋の明るさも、大切なポイントです。ずっと電気を付けていないと明るくならない日陰の家は、電気代が余計にかかってしまいますので注意しましょう。

設備は綺麗か

キッチン・洗面・トイレ・浴室などの設備がきれいかどうか、使用するのに十分な広さや収納があるのか、しっかりと確認しておきましょう。

防犯面

防犯対策がちゃんとされているのかは、重要です。とくに1人暮らしの場合、防犯対策がきちんとされている方が安心です。見てわからない場合は、不動産担当者に聞くようにしましょう。

 

今回は不動産の内見について解説してきました。内見は物件を決めるのに、非常に大切な作業です。面倒くさいと思う人もいると思いますが、時間を確保できる場合は、必ず内見はしておくようにしましょう。契約をして、いざ住んでから後悔しないためにも、住む前に確認できることは事前に把握しておきましょう。

WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
自身も不動産屋として接客の経験を持ち、本当に求められる安心できる不動産屋情報の発信に努めています。

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